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2003年11月の更新情報
| 2003.11.12 猫の口腔内腫瘍ー扁平上皮癌 |
16歳の猫ちゃんですが、食べにくそうにしていて、また痩せてきたとのことで来院しました。口の中をみると左の前臼歯の歯肉に腫瘍と思われるものが発生しており、ツルーカット〔組織をとる器具)で生検(組織の採材)を行いました。その結果病理組織検査では「扁平上皮癌」と言う診断でした。 一般的に口腔内に発生する腫瘍は圧倒的に悪性腫瘍が多く、例えばその腫瘍を摘出するために骨まで一緒に摘出する場合もあります。そうしなければ、肺への遠隔転移をしてしますからです。この場合は高齢のため 飼い主の方は様子をみたいとのことで、現在はなにもせずに経過を観察中です。早期に発見できれば、摘出だけで転移しないこともありますので、普段から口の中を開いてみる習慣をつけとくことも必要です |
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| 2003.11.11 猫の肥満細胞腫ー大いなる詐欺師 |
前回は犬の肥満細胞腫だったのですが、今回は猫の肥満細胞腫です。 猫は犬と異なり比較的切除を完全に行うことにより再発や転移を起こしにくいと言われています。この猫ちゃんは17歳なのですが、腎臓に問題があり、少し慎重になりましたが、手術中の血圧や心拍数も安定しており、覚醒(麻酔からさめること)も良好でした。術後3ヶ月ほど経過していますが、本日健康診断にこられました。心エコー上で肥大型心筋症の疑いがあり、呼吸状態をよく観察して頂くように話をして帰っていただきました。特に中高年からの動物は日ごろより体をよく触る習慣をつけておきましょう。これからは治療より、早期発見や予防に努めることのほうが大切です。そのためにもこのような病気があることを知っていてください。 |
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| 2003.11.10 肥満細胞腫ー大いなる詐欺師 |
大いなるかどうかは分かりませんが、とも角どこにでも出て来て(特に皮膚)一見すると単なる皮膚炎や良性のいぼのように思わせるような形態をしていますが、こいつがやっかいもので肝臓などに転移したりしてしまう恐ろしい腫瘍です。そういう意味で大いなる詐欺師と呼ばれています。一般的には針生検といって針でその部位の細胞を吸引して顕微鏡で調べれば特徴的な細胞が出ていますのですぐわかります。しかし、手術は出来るだけ広範囲にしかも皮膚の下も深く摘出しなければ再発をしたりします。今回はパグに続けて2例でたのですが、一例は3cmほどのマージンをとったのにも関わらず再発してしまい2度目の手術をしました。単なるいぼと思わないで皮膚に少しでも隆起したようなところが あればすぐ動物病院で調べてもらうことです。経験上では中高年に多く みられます。写真はわずかこれだけの腫瘍ですが、かなり広範囲に切除を行いました(赤くなっている部分です)。
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| 2003.11.09 基底細胞腫 |
基底細胞腫という腫瘍が右の腕に(毛がそられているところ)に発生し摘出をしました。病理組織検査で良性腫瘍なので安心をしていました。ところが、約1ヵ月ほどして右の浅頚リンパというところに転移をしてしまいました(右上の毛を刈ってあるところです)。それまで、毛に 隠れて見えなかったのですが,摘出をしてみるとなんと850gもあり何とか皮膚の縫合も出来たのですが、その後皮膚の癒合不全のため大変苦労をしました。また次回その様子を貼りつけます。今は傷はある特殊な薬剤を用いて95%よくなっています。良性腫瘍といっても決して安心してはいけないと思いました。 |
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